●牧場日記
こんにちは。冷夏であってもなぜか大汗をかきながら梅山豚がしっかり育つようにガンバっている中山健次です。暑くなると夏バテでエサの食いが悪くなるため、今年は梅山豚にとってはとても過ごしやすい夏だったようです。
今回は8月の『分娩』に引き続き、子豚の『離乳』についてお話ししたいと思います。前回、梅山豚は生まれてすぐに競争が始まり自分が飲む乳首の場所が決まるというお話をしましたが、生物として兄弟間でさえも厳しい競争を生き抜いて、梅山豚は約30〜40日齢で離乳の時期をむかえています。約1ヶ月経ったとはいえ梅山豚はまだまだ体も小さくて細く、普通の豚にくらべ成長が遅いのでまだまだこの時期はちゃんと食事はしているか、いじめられてはいないかなど色々と心配があります。また、梅山豚は気が弱く母豚と一緒に過ごした分娩舎から、離乳子豚専用の育成舎に子豚を移動させるだけでも大変で捕まらないように母豚の周りを必死で逃げ回る姿にチョット悲しくなります。
育成舎に移動した後は母乳の代わりに人間でいう離乳食(=粉ミルク)のようなものを与えるんですが気の弱い梅山豚の子豚たちは、小屋の隅でみんな重なりながらジッとしていてなかなか食べてくれないことが多々あって食べさせるのが大変です。(生まれて1ヶ月ほどで母親からはなされてしまったら不安で食事どころではないですよね。)それでも徐々に育成舎になれてくるとみんなで遊びながらエサや水を少しずつ食べるようになります。育成舎は約20kg、約2ヶ月ほど過ごします。その後は肥育舎に移動する事になりますがこのころになると持ち上げるだけでも一苦労でまたまた大汗をかきながら移動作業を行っています。
移動する際にはもう一つ大切な作業があります。それが去勢です。お肉を柔らかく美味しくするためには小さいうちに去勢を行わなければいけないのですが、オスは去勢しないままでいるとある時期から食欲よりも性欲がつよくなり成長がさらに遅くなってしまいます。初めてその作業を見たときに男としてはチョット痛々しかったです。しかし最近では見ているだけではなくメスを持って自分が去勢するほどになりました。
もうすぐ3ヶ月になろうとしています。まだまだ毎日ドタバタしていますが少しずつ仕事も覚えてきました。食欲の秋になるにつれて梅山豚のエサの食いも多くなり、良く成長して脂がのってくるおいしい時期になります。私も今まで以上に毎日ガンバっていきたいと思います。
最後になりましたが励ましのお言葉をみなさんから多数頂き本当にありがとうございました。次回は『肥育豚』の事についてお話ししたいと思いますのでお楽しみに!!! |