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●新入社員 田中壱の研修日記
みなさんこんにちは。北海道のノース・ベスト・ファーム(有)の新入社員、田中壱(はじめ・23才)と申します。私は塚原牧場で10月18日から11月5日までの19日間、研修を受けました。その時の感想を書かせていただきます。
研修で得た一番の感想は、“真心”というキーワードです。私は高校、大学と畜産を学んできました。学生時代、酪農家や肉牛農家で研修を受けたことはありましたが、塚原牧場ほど真心を込めて仕事をしていると感じたことははありませんでした。どこも自分たちの家畜を愛情を持って育てはいましたが、一方で私は「出荷して終り」というある種無機質感をいつも感じていました。しかし、塚原牧場は違いました。出荷の時でも、豚のストレスをできる限りなくし安心できるよう気を使い、枝肉になった後も、パッケージしてお客様の手元に届くまで、細心の注意を払っているのです。仕事に一切の妥協はありません。私は感じました。塚原牧場は豚肉という“真心”をお客様に届けているのだなと。
たとえ家畜であっても、私は生まれたときから、我が子のように育てるべきだと考えます。出産の時は温かく見守る。子豚が風邪を引いたら、治療をしてやる。たった8ヶ月程の命ですが、いかに幸せに過ごさせてあげるかが大事なのです。幸せな豚はうまいに決まっています。豚も人間にうまいと言ってもらえれば、本望だと思いました。
さて、その真心込められた梅山豚、研修開始から一週間後、食べる機会がありました。第一印象は、「えっ」と思いました。予想以上に脂が多かったのです。私はあっさり系の味が好きなので、梅山豚は私には合わないかな、と思いました。しかし一口食べてみると、見た目と全く違って思った以上にさっぱりとしていました。この事を知らない人にとっては、なかなか買いづらい豚肉なのかなと思いました。幻というキャッチフレーズの他に、体に良くてさっぱりという事も宣伝すべきではないかなと思いました。
研修の最後に牧場の会長から、「日本農業を魅力ある産業にしていくのは、田中君のような元気な若者なんだよ。」という激励を受けました。この研修を生かすも殺すも私自身です。一流の養豚家を目標に、日々精進していく次第です。最後にお世話になった方々、ありがとうございました。
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