新連載!「梅山豚な人」Vol.3
今月号の「梅山豚な人」は、農場で種豚を担当している石本(いしもと) 崇(たかし)です。
―まずは自己紹介をお願いします。―
今年(平成18年)4月入社の石本崇です。8月より農場で、種豚担当をしています。
―毎日どんな作業をされているのですか?―
農場は朝8時から始まります。朝礼をした後、まず餌やりです。種豚舎、分娩舎にいる約160頭の母豚と、12頭の雄豚が私の担当で、1頭毎に手で餌をあげます。その後、その日生まれた子豚の世話をします。母豚のチェック、例えばおっぱいの出具合などを確認し、その後生まれたばかりの子豚にワクチン接種や栄養剤(貧血防止の鉄分等)の補給をします。その後分娩舎の掃除をして午前中は終わりです。
―毎日何頭くらい梅山豚は生まれるのですか?それと餌やりは自動ではないのですね?―
梅山豚は先月(11月)出産ラッシュで、約300頭出産しました、つまり1日平均10頭の子豚が生まれます。母豚1頭が平均10〜15頭程生みますから、毎日どこかで出産があるというイメージです。
種豚への餌やりですが、肥育舎は機械式(自動)ですが、私の担当する種豚舎と分娩舎は手でやります。種豚、特に母豚はスムーズな出産ができるよう、体重管理が重要で、出産前、出産後、離乳後と時期によって、餌の量を変える必要があります。例えば、出産後はたくさんおっぱいを出してもらうためにたくさん餌(5〜6kg/日)をやりますが、離乳後、次の妊娠がくるまでは、太りすぎるとなかなか妊娠しないため、餌の量を減らして(2〜3kg/日)少しダイエットする必要があります。これらを1頭毎の状態を見ながら毎日餌の量をコントロールする必要があるわけで、どうしても自動ではできない部分です。

―たいへんですね〜―
梅山豚は特にたいへんで、妊娠すると、餌をたくさん食べて欲しいのに、全然食べなくなる梅山豚がたくさんいます。梅鈴(5月出産)の時も苦労しました。普通の豚より神経質なことが原因のようです。
―食べない場合はどうするのですか?―
なんとか食べてもらうために、食べやすいように餌に子豚用の甘い粉ミルクを混ぜたりしています。食べないとおっぱいがでません。おっぱいが出ないと生まれた子豚の成長に影響しますから必死です。
―ところで午後はどんな仕事をするのですか?―
午後は最初に種付けをします。平均毎日3頭、交配をします。この分野はかなりの熟練の技、例えば母豚の発情や、雄豚との相性など、経験を要しますので、基本的には会長と一緒にやらせてもらっています。まだまだ勉強中の分野です。
種付け後の作業は曜日によって違います。私たちの農場は週間予定表というのを作っていて、月曜日から土曜日まで各曜日に行う作業内容を決めています。具体的には、月曜日は掃除の日、火曜日は衛生の日、水曜日は出荷、木曜日は豚の移動の日、金曜日は離乳の日、土曜日は予備日などと作業を決め、午前中の餌あげなどの毎日決まった作業が終わった後、他のメンバーと共同でこれらの作業にあたります。例えば今日、金曜日(インタビュー日)は離乳の日ですから、農場長と一緒に分娩舎の子豚の移動、移動後の分娩舎の掃除と消毒を行いました。そうそう、梅鈴の子供も今日離乳だったんですよ。
―えっ 梅鈴子供生んでいたんですね。どうだったのですか?―
11月8日に2回目の出産があり、5頭生みました。前回と同じです。元気に育ち、今日無事5頭とも離乳しました。もちろん梅鈴も元気です。
―よかった!最後になりますが、入社して8ヶ月が過ぎようとしています。梅山豚と接しての感想や、日々作業で注意していることがあれば聞かせて下さい。―
分娩舎は衛生管理と温度管理が一番大切です。特にこれからの時期寒くなるので気をつけなければなりません。まだまだ勉強することが多いですが、一つ一つ目標をクリアしていきたいと考えています。しっかりとした子豚を作れるよう自分がもう1人の親になった気持ちで日々梅山豚に接していきます。
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