新連載!「梅山豚な人」Vol.4
今月号の「梅山豚な人」は、農場長 中山 健次(なかやまけんじ)です。
−自己紹介をお願いします。
塚原牧場農場長の中山健次です。農場長としての仕事の他、梅山豚の離乳後、出荷までの管理を担当しています。早いもので入社4年になりました。
−中山さんは、2003年8月から2004年の8月まで梅山豚倶楽部通信の牧場日記の執筆を担当されていましたよね。久しぶりの登場ですね。
あれから、2年経ちましたが、その間農場は豚舎の増改築2棟、子豚ハウスの導入、堆肥舎や籾殻置場の建設といろいろ変わりました。変わらないのは僕の体重くらいです。(当時100kg→変わらず100kg!)
−ハッハッハッ!相変わらず良い体格ですね。では、まず、今年の農場長としての農場のテーマを教えてください。
農場の今年のテーマは「質の向上」です。過去2年間設備投資をし、梅山豚の種豚の充実化を図った結果、かなり安定した出荷ができるようになりました。今年はさらに一歩踏み込んだ、「質の向上」を目指したいと考えています。
−「質の向上」ですか・・・具体的にはどんなことですか? 一番は、昨年から開始している、トレーサビリティへ(生産情報の追跡システム)の取組強化です。ICタグを使った管理を昨年春から、地元企業と共同で実験中です。(倶楽部通信4月号で御紹介)又、昨年11月からは、一部の出荷豚に対し、お肉までのトレーサビリティの取組も開始しています。私たちは、出荷してお肉になった豚を毎週独自で格付けしています。今までは、どの豚がどのお肉になっているか分からなかったのですが、追跡することによって、より精度の高い格付けが可能となっています。又、ここで蓄積したデータは、社内用ですが、よりよい豚肉作りの基礎データとして活用し始めています。例えば、「どの親からどんなお肉ができる傾向にあるのか」 などの分析に活用しています。より安定した肉質の供給に役立てると同時に、良い遺伝子をもつ梅山豚の選抜に役立てたいと考えています。ICタグの取り組みがうまくいけば、将来的には出荷する梅山豚全ての追跡ができるようにし、会員の皆様にも積極的に情報公開していきたいと考えています。
−なるほど、和牛の世界でも、肉質を決めるのは親、特に雄親の影響が大きいといいますからね。
以前、このコーナでも御紹介させて頂いていますが、豚の肉質を決めるのは、品種4割、餌4割、環境2割と言われています。この品種には、豚の種類、例えば「梅山豚」や「黒豚」といった種類の他に、親やその系統が持つ遺伝的要素も重要であると言われています。今回のトレーサビリティの取り組みが、より美味しいお肉を会員の皆様へ安定してお出しすることにつながればと考えています。
(次号に続く)
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