僕の心の片隅にはいつもお母さんがいるんだ。梅太と遊んでるのは楽しいんだけど、たまに大人の声が聞こえると「お母さんかな?」ってお母さんのおなかの上で寝ていた頃が懐かしく思うんだ。お母さんは今何してるのかな。
ある日、放牧場で遊んでたらお母さんの声がかすかに聞こえたんだ。途端に懐かしいおっぱいの味がよみがえった。
また飲みたいな。一緒に昼寝したいな〜。
よし!お母さんに会いに行くぞ!
そして僕は放牧場で遊んでいる時に、人目を見計らって柵目掛けて大きくジャンプしてみたんだ。何度もジャンプしてみたけど、柵は高くて僕の力じゃ無理だった。 何かいい方法はないかなって梅太に相談したら、「僕の背中に乗りなよ。」って言ってくれたんだ。梅太は本当にいいやつだ。「ぴょ〜ん」おかげで飛び越えられた。
うまくいった勢いで声のした方に走った。途中、水たまりがあってすべって転んで…でもお母さんに会いたくて必死に走ったんだ。運がよくお母さんの声がする建物のドアが開いていた。
一気にかけ込むぞ―
「ドン」何かにぶつかった。尻餅をついて顔を上げるとそこには大きな大きな影があった。
つづく・・・
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