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‘ 梅三の夢日記 ’ Vol.3
2008/2/1更新
 

第八話  『お母さんが恋しい・後編』

大きな大きな影はゆっくり近づいてきた。よく見るとその影は毛むくじゃらの立派な雄豚だったんだ。
「ボウズ。何してるんだ。」
僕は初めてみる大きな雄豚を前に、びっくりして返事もできなかった。
「なんだ、返事もできんのか。名前はなんていうんだ?」
僕は恐る恐る「梅三」って答えた。そしたら奥の方から駆け寄ってくる影があったんだ。

「梅三〜!」

お母さんだ!

僕は思い切りお母さんの胸に抱きついた。
「会いたかったわよ。元気にしてたの?」っていうお母さんの優しい声を聞いて、僕は一気に力が抜けちゃった。
しばらく今の生活の話をして過ごしたあと、ふと見たらさっきの大きな雄豚がお母さんに寄り添って座ってたんだ。

「あれ?お母さん。もしかしておじさんって・・・・・。」
「そうよ。あなたのお父さんよ。」
「えぇぇぇぇ!おっお父さん、こんにちは。」
「あ、ああ。元気か?」
「ん、うん。」
「そうか。ならいいんだ。」

・・・・・お父さんとはぎこちない会話しかできなかった。男同士は難しいもんだよね。何はともあれお母さんに会えたことが嬉しくて仕方ないや!そして、家族団らんのときを過ごしていると、

「こんな所にいたのか!」
飼育員さんの声だった。見つかっちゃった僕は、元の家に戻されちゃったよ。でも、お母さんとお父さんが別れ際に「元気でな!」って言ってくれたんだ。
すごくうれしかった!

つづく・・・
 


  次回は「新しい部屋」です。大きくなったから引越しだ!


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